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「六畳の家具」の理念
 『六畳間』を人間にとっての快適な居住空間と考え、そこに機能・デザインを追及した家具を置くことで、「六畳」の更なる可能性を模索しようとするものです。「六畳」とは単に畳六枚分の広さを指すだけではなく、我々日本人にとって心地良さを感じさせてくれる程良い広さ『ジャパニーズ・ヒューマン・スケール』を意味しています。
 そこには、そこに相応しい家具というものがあるのではないか、単にコンパクトであるというだけではなく「六畳」の心地良さをより引き出せる家具というものが存在するのではないか、そう考えて幾つかの提案をしました。もしこれがうまくいけば広い意味で『暮し易さの標準提案』と呼べるものが透けて見えてくるのではないかと思っています。
 六畳間に近い空間を持つ住宅は、世界の都市部にも数多くあり、「六畳の家具」について考えることは、日本にとどまらず、世界の生活空間を考えることにもつながります。 私たち香川の家具メーカーとデザイナーたちは「六畳」という空間を通じて、日常の生活の楽しさを広げたいと考えています。
●「六畳の家具」プロジェクト作業経過
平成13年7月


全国的には家具産地としてほとんど認識されていない「香川」の知名度を高めるため、「ブランド化推進事業」として事業を開始。消費者ニーズに対応した新商品の開発と、新たな販路開拓に向けた単独の展示会を東京で開催することとし、香川県家具商工業協同組合から香川県デザイン協会に委託して、プロジェクトを開始した。
8月 展示会場AXISを見学。メーカーとデザイナーの合同合宿ミーティングを行い、その後コンセプトを固める作業を開始。最終的にメーカー8社とデザイン協会会員11名が参加した。
9月 コンセプト「六畳の家具」を決定し、デザイン作業を開始。先行して、参加メーカー8社にイメージBOX製作を依頼。目的は、メーカーの技術特徴把握と展示会場での多目的な使用を予定。
10月 デザイン協会会員11名からデザイン案のプレゼンテーション。19案を採用。製作を開始。
12月 試作家具の内覧会とカタログ用撮影を実施。告知用印刷物と会場プランのデザイン作業開始。
平成14年1月 東京六本木のAXISギャラリーで「六畳の家具」展開催。多方面に反響を呼んだ。


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